魚一・蓬莱吉日庵

蓬莱吉日庵の周りは小泉八雲が「知られざる日本の面影」と表現した静かな自然と歴史を十分に堪能できる町並みです。

松江城

1607年、松江開府の祖堀尾吉晴公が築城しました。山陰ではただひとつ天守閣が残り、城内には敵の侵入を防ぐさまざまな工夫が凝らしてあります。別名「千鳥城」とも呼ばれます。

武家屋敷

松江城北側の堀沿いにある約270年前の中級武士の屋敷。刀箪笥やお歯黒道具など、当時の生活用具から、質素な武士の暮らしぶりがうかがえます。

小泉八雲旧居

「耳なし芳一」や「雪女」で有名な、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)が明治24年、6か月間セツ夫人と暮らした家。八雲が好んだ庭園も、そのまま残されています。

明々庵

松江藩主松平家七代松平治郷(不昧公)によって建てられた茶室で、松江城を望む高台にあります。不昧公は、江戸後期の大名茶人で、松江の茶の湯の発展に大きく影響をあたえました。

普門院

松江城鎮護の寺です。小豆とぎ橋で謡曲杜若(かきつばた)をうたうと恐ろしいことが起こるという伝説があり、小泉八雲も怪談として紹介しています。また、八雲も手ほどきを受けた茶室「観月庵」や、芭蕉像を安置する「芭蕉堂」などがあります。

月照寺

松江藩主松平家の菩堤寺で、初代直政(なおまさ)から九代斉斎(なりよし)までの墓があります。また、6月にはあじさいの花が見事に咲き「山陰のあじさい寺」として多くの観光客が訪れます。

堀川遊覧船

松江城を取り囲む堀川を船頭の案内で、約50分かけてゆっくりと遊覧します。水鳥や水辺を彩る草木に四季の自然の美しさが感じられます。また冬期には、大好評のコタツ舟も登場します。

カラコロ工房

カラコロ工房は、堀川のほとりにあった、旧日本銀行を改装し「匠」をテーマにリニューアルした製造・販売一体型の工芸館。松江大橋を渡る「カラコロカラコロ」という下駄の音が名前の由来です。